本機の特長

<給液制御>
日射量比例制御に加えて経過時間による給液処理を基本とし、給液濃度を午前7時(薄い設定値)から午後2時(通常値)にかけて徐々に濃くすると同時に給液間隔を午前7時(時短設定値)から午後2時(通常値)にかけて戻す対時刻給液間隔制御ができます。また、湿度により給液時間の増減制御もできます。これにより、光合成の盛んな時刻に光合成に必要な水分をしっかり与え、夕方にかけては本来の濃度に戻し、養分を吸収させることができます。

<温度制御>
谷の開閉によるハウス内温度の制御ができます。ウィンドリーマー制御盤内蔵の温度制御では谷の開閉がオーバーランして実用になりませんが、本機では目標温度と実測温度との差を積分し、ステップ開閉をすることにより、安定した温度制御が可能です。この設定温度は換気扇設定温度を基準しているので時刻により設定値を変えることができます。
この谷の開閉動作と換気扇は連動しており、谷の開閉と換気扇が競合することはありません。

<風速制御>
所定の風速以上になると谷を自動的に閉じることができます。この設定値は5段階から選ぶことができます。更に風が強くなった場合は、台風対策として換気扇が作動するようになっています。

<設定操作と表示>
データ設定はすべてマウス操作のみでできます。設定データが時刻に関するものや時刻と温度に関するものは、マウスの右ボタンクリックにより、グラフ座標から設定値を取り込むことができます。
設定データは制御画面に表示され、関連データとの矛盾がないか容易に確認ができます。

<遠隔操作>
当機をインターネットに接続すると、自宅のパソコンやスマートフォンでモニタ画面と同じものを見ることができ、操作も同様にできます。

<データ記録と解析>
センサーデータや機器の動作は全てUSBメモリに記録され、過去の状態を解析することができます。

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